美味しいの声

毎月やってくる
冷蔵庫が空っぽ寸前の時期
何度ドアを開け閉めしても
食材は増えてこない
魔法使いは来ない

仕方がないまま
あり合わせで料理をする
どこか間抜けな一品
味も見た目も
なんとなく疑問符がつく
本日の逸品に違いないのに

自分で自分に向かって
「まあまあ」がついてもいい
美味しい
声にして言ってると
そのうち本当に美味しく感じてくる
不思議

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